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オリンピックシーズンだし適当にGPSを振り返るよ アメリカ女子編

 アメリカ女子はソチの枠が3枠あるので、これまでのことを考えるとだいぶ安泰。ワグナーとゴールドの功績はかなり大きい。ワグナーは確定、ゴールドもほぼ確定、あともう1枠がどうなるかというところでしょう。ガオ、ザワツキー長洲未来、チャンスがあればシザーリオとヒックスも、という感じかな。最初の3人は試合ごとに出来が変わりすぎているので、どうなるかはまったく読めましぇん。3人まとめて遭難したら安定してるシザーリオと高難易度男前構成ヒックスにチャンスあり。キャロライン・ジャンはスケアメだけ見てるとかなり厳しそう。ザ・スピンマスター・奇跡の体型元祖・シズニーは今季もう試合にでないことを名言しているそうなので、そこだけが残念。シズニーにワールドメダルとってほしいんだよなあ。

 ということでアメリカ女子、いってみましょう。

  

◇ Ashley WAGNERアシュリー・ワグナー

  • スケートアメリカ 2位
  • トロフィーエリックボンパード 優勝
  • グランプリファイナル 3位

 姐さーーーーーん!今日も素敵です!!!!グランプリシリーズは今年も順調。昨年は跳べなかった大技3F+3Tを今年は初戦から装備、スピンのレベルもしっかりと高い物を準備。昨年とは違う姐さんも素敵です。スケアメは技術面に注力、TEBやファイナルあたりから表現面にも力を入れ、成績もしっかりゲット。ファイナルでも2年連続台乗りでき、メダル獲得に向けてかなりよい準備ができたといえるでしょう。アルトゥニアン、やるな。さすが姐さんが選んだコーチだけある。姐さん、素敵です。らぶ。

 さて、今年の姐さんのプログラムですが、姐さんという呼び名にふさわしいものが揃っております。ショートはロックンロールで超かっこいいし、フリーのロミオとジュリエットはジュリエットが「私、お父様と決闘してくる!」と言わんばかりの男前演技。「後追いしないロミオとお父様をビンタするジュリエット」で羽生と競演して欲しい。

 

◇ Gracie GOLD(グレイシー・ゴールド)

 皆様おなじみ、桜庭おなじみ、天使です。出来がよかったのはスケートカナダのショートのみで、あとはそこそこだけどあともうちょい、友達としてはいいんだけど、彼女にするにはもう一息、と言ってるうちに終わってしまった。ポテンシャルからいくとファイナルも十分狙えるから物足りないといえば物足りないね。2試合ともフリーがあんまりうまくいかなかった。前半の2Aのところに2A+3Tを入れる予定なんだろうけど、これが地味に2試合とも決まってない。うーん。ソチ五輪には結構近い位置にいるのは確かだけど、もうちょっと調子上げて全米に臨めるといいかな。私生活でもちょっとうにゃうにゃごにょごにょだったらしいけど、それは彼女が私の横で寝てるせいです。あしからず。

 この選手も若くて上手でなんでもできるのに、まったくプログラムに恵まれない。顔に反して意外にモーションが男前なので、眠りの森の美女をやられてもまったく眠りそうにないからか。おてんば眠りの森の美女と決闘ジュリエット……アメリカ女子……やるな。ショートも細かい動きに合ってなかったし、と思ったらグリーグのピアノコンチェルトに変更するらしい。これはハマるのでは。楽しみ。

 

◇ Christina GAO(クリスティーナ・ガオ)

 クリスティーナ・ハーバード・奇跡の体型・ガオさん。フィンランド勢がいない今年のグランプリシリーズ(悲)において、今年は彼女がショート番長を襲名。ショートプログラムは昨季の曲を継続し磨きをかけ、2試合ともほとんどミスなし。しかしフリーになると一転ぽろぽろとジャンプを取りこぼし、表彰台に乗ることはかなわなかった。TEBのフリーはもうにっちもさっちもいかない感があって心配。リプニツカヤの代替とはいえ去年はファイナルまでいったんだから、もうちょっとできるよね。

 ジャンプではトリプルフリップの不調が気になる。2本跳ぶジャンプは3Loにしたほうがいいのでは。ジャンプ構成を見たら3F+3Tを跳ぶつもりなんだろうけど、そこで力みがあるのかも。あ、2A+3Tなのかもしれないけど。これはちょっとわかりません。ただ、セカンドトリプルなしでもソチにいけるポテンシャルはあるので、全米でどこまでフリーをまとめてこれるかにかかっている。

 

◇ Agnes ZAWADZKI(アグネス・ザワツキー

 中国杯ではジャンプが家出。派手にコケてしまったが、ロステレコム杯で少し復調。最初がとにかく悪過ぎたが、だんだん調子があがっていることは確かなので、さらに復調して全米を迎えたいところ。これといって何がものすごく強いというタイプの選手ではないので、ジャンプがそこそこ揃わないときついものがある。まだ若いから仕方ない面もあるんだけどね。というかこの風貌で19歳はちょっと詐欺である。村上と同い年だぞ。

 プログラム構成で気になるのは、フリーの後半ルッツ2本跳んじゃえ大作戦。おもしろいとは思うんだけど、あんまりうまくいってない。もちろんルッツが得意な選手であることは確かなんだけど、もともとスタミナに問題がある選手でもあるので、1本は前半に跳んでおいてもいいんじゃないかなとは思う。っていうか、グランプリシリーズでまともに跳べたルッツってほとんどないのでは。うーん、ルッツの調子崩してるのかなあ。

 

◇ Mirai NAGASU長洲未来

 NHK杯トリプルフリップが忘れたかのように決まらず、フリー直前に会場のトラブルで演技を待たされたことも災いし、大遭難。フリーではなぜか2Aを3回跳んで関大に入学。だいじょうぶか、長洲未来、と思ったのも束の間、ロステレコム杯ではあっさり復調。ちょっと調子の波がでかすぎて、全米がどうなるか読めません。ショートプログラムのジャンプを3F+2(3?)Tから3T+3Tに変更して成績が上向いたので、この変更は続けるべきかな。残りのライバルと比べてもポテンシャルからいったら彼女がいちばん3枠目に近いと思う。

 フリップのエッジエラーが気になる。彼女はただでさえURで減点を食らいやすいのに、よく跳ぶジャンプがGOEマイナス確定ではかなりつらい。2A+3Tもグランプリシリーズでは挑戦できず。このへんを全米で修正できるといいかな。しかし、ほんっと回転不足が多い選手だよなあ。今季のグランプリシリーズではまだましだったけども。私生活で「<」っていう記号を見たら心の中で舌打ちくらいはしていまいそう。私ならする。

 

◇ Courtney HICKS (コートニー・ヒックス)

 出場はスケートカナダのみ。ショートは力みがあったのかミスが目立ったけど、フリーでは1回転んだだけで割と仕上がっていた印象。プログラムはまあ、うん、ちょっと、つまんな、いやなんでもないです、だったけど、ジュニアからあがったばっかりだからそのへんは仕方ない。

 ヒックスの注目どころはフリーのジャンプ構成。5種あり、3F+3Tあり、フリップ・ルッツを2回、エッジエラーは無しとかなりゴージャス。すげえ男前構成。この難易度で、シニア初戦であそこまでやれるのはさすがのひとこと。ジャンプもスケールが大きくてなんだか男前感があるので、宝塚の男役みたいなイメージを勝手につけている。バレンタインデーにチョコとかたくさんもらってそう。PCSはほとんどもらえないけど、ジャンプの基礎点だけ計算すれば上位顔負けのはずなので、ヒックスががんばって、上が崩れればソチもあるかも。

 

◇ Samantha CESARIO(サマンサ・シザーリオ)

 ジュニアあがりの雨女二人目。目立った大技はショートの3Lo+3Lo。ただ、今季グランプリシリーズでは認定されず。元々回転不足が多い選手で、それにセカンドループの回転は厳しくみられやすい(といわれている)ので、致し方ないのか。まあ、どんどん跳び続けていけばいいと思うよ。そういえばスピンの回転も足りてないことが多いんですけど、回るのが苦手なんですか。笑

 その技以外はどことなく地味な印象を受ける選手だけど、シザーリオの魅力はとにかく崩れないことで、グランプリシリーズでもシニア1年目なのにジャンプのミスはほとんどなし。フリーは特別ジャンプ構成がすごいとかいうことはないけど、これは驚異的。成績も表彰台こそないけど、4位、5位は立派。昨季の全米選手権、高難易度ジャンプを跳ぶ子たちを差し置いてばしばしジャンプを決め世界ジュニア代表に選ばれた、その心臓はただものではない。いい選手です。地味だけど。

 

◇ Caroline ZHANGキャロライン・ジャン

 出場はスケートアメリカのみ。その1試合のみのスケートアメリカでは散々の出来。というか、故障や病気も疑われるくらいの演技だったので、スケアメから日が経っているとはいえ、かなり心配。ジャンプが踏ん張れない感じで、まったくあがってなかった。得意のスピンもだいぶおかしかった。ジャンプの癖とかもだいぶ矯正されて、3回転3回転も取り戻しつつあったのになあ。全米では元気な姿を見せてくれることを祈る。