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書籍があたしのキューピッド

 いつまでも「出会い」には感謝していたい、というのはたぶんずっと思っていること。

 そういえば今までの人生(……と言い張れるほど生きているのか、でも振り返れるくらいには長く生きてる)、「上司」という間柄の人間と反りが合わない、ということがなかったように思います。学校でもボスには感謝しかないくらいに助けてもらった、研究室に入りたてのときの直属の先輩は今でも足を向けて寝られない程。

 そしてそれは、いまも。思うことがなにもないわけではないけれど、今のところ直属の上司とはおそらくとてもうまくやれていて、そのうえで尊敬できるなと感じます。周囲を見渡しても、上司が尊敬できると言い切れる自分は恵まれていると思うのです。

 でも今回言いたいのは人との出会いの話じゃない。

 

 文章との出会いは、いつだって大事にしていたい。大好きな大好きな本を時折読み返す(ほんとうに、10回は読み返してる本とかがある)のも好きだけど、やっぱり、はじめて読む本もそうだし、特にはじめて手に取る作家さんとの「出会い」は大事にしていたい。それはずっと心がけていることで、だからこそ読書メーターで気になる本を探す作業はそれだけで楽しいです。

 去年は金原ひとみさんを初めて読んで、こんな文章を紡ぐことができる人がいるのかと果てしない衝撃を受けました。この話はどこかでした気もするけど、いいの、何回だって言ってやる!笑

 今年は読書冊数が激減してるけど、それでも出会いはありました。

 会社のお偉いさんとの飲み会、「本読むのが好きなんです!」と言ったらあたしの知らない作家さんをお勧めされ、知らないですと言ったら「じゃあ全巻貸すよ」。飲み会だったしな、と話半分で聞いていたら翌日のあたしのデスクの上にはこれが置かれていたわけです。

時のみぞ知る〈上〉―クリフトン年代記〈第1部〉 (新潮文庫)

時のみぞ知る〈上〉―クリフトン年代記〈第1部〉 (新潮文庫)

 

  現在5部まで、上下あるので合計10冊、ええ、読み終えましたとも!二ヶ月かかった。

 文句無しで面白かったです。あたしが今まで触れてきた本とは全く違う、文体も(翻訳だけど)物語も重厚さで勝負してくる物語でした。物語が息をするように大きく揺れ動くので、ページを捲るたびにハラハラ。ドキドキというレベルじゃない。焦る。どうしてこの一家はこんなに事件ばかり降ってくるんだ!と思うくらい、事件の連続。こういう意味の「ページを捲る手が止まらない」は初めての体験でした。

 こんなふうに自分だったら絶対手に取らない本を読むのも読書の醍醐味だと思います。だから、もっと人と本の話がしたいな。あなたが素敵と感じた物語をあたしに聴かせてほしい。そうしたら本が仲介人になって、あたしにまた出逢いを持ってきてくれる。

 

 実はまだ同じアーチャーの本を借りてるんですが、今はちょっとひとやすみ。もともと、静謐さを求めるような文体が好きで、と知り合いの方に言ったら(これも飲みの途中だったな)、その方が出した本がなんとこれだったのです。

 これもまた運命だ!

 なんてね。ずっと読みたかった本。いまのところ半分くらい、ぴったりハマりすぎて、読み終えるのが嫌だな。 

羊と鋼の森

羊と鋼の森

 

 

闇も、影も、そして光も

 リオデジャネイロオリンピックの競泳が終わりました。

 と、いってもまだチェックできていない映像が多くて……特に、敬愛する(そして恐れ慄いている)ケイティ・レデッキーのふたつのワールドレコードを見れていないので、さっさと400Mフリーと800Mフリーを見ねば!という気持ち。200、400、800フリーで三冠という偉業達成。まだ10代、これからどれだけ速くなるんだろう。レデッキー、現役選手で一番好き。ペレグリーニ姐さんも好きだけど、今はレデッキーかな。

 もうひとり、金メダルをたくさん手にした選手がいる。マイケル・フェルプス。200Mバタフライのレースは、彼の勝負強さが出たレースだった気がする。坂井はもうちょっとで彼に勝てた。でもその「もうちょっと」、あとひとかき、がたぶん、近いようで死ぬ程遠いんだと思う。この感覚は一緒に泳いでないとわからない気もするけど。その少しの差で彼が金メダルを手にしたことも、たぶんけっこうある。そういう勝負強さ、それが、それも、きっと彼を支えてきたんだろうな。

 今度こそ、200Mバタフライに彼の姿はなくなってしまう。

 

 一番好きな種目はフリーで、一番好きな選手はレデッキーだけど、本当に水泳選手のことはみんな好きで、全競技大好きで、楽しく見れてる。

 だからこそ今回ロシアのユリア・エフィモワに抱いてしまった感情は、自分でも驚いてしまうようなものだった。

 エフィモワのブレの最後の追い上げはほんとうにいつもすごい。伸び盛り、ロンドンで当時の絶対的エース、ソニを破って金メダルを勝ち取った、リトアニアのメイルティテをものともせず世界女王になった彼女。だからこそ、ドーピング疑惑が出た時はびっくりしたし悲しかった。でも、好きな選手なのには変わらなかったはずなのです。

 だけど。

 女子200Mブレ決勝。金藤さん!金メダルへ!と思いながら、エフィモワが入場してきた時のあのなんともいえない気持ち。

 正直、「どうして出場しているんだろう」と思った。正直に、ほんとうに正直に言ってしまうと。「なんで、ドーピングして勝った選手が金藤さんと戦おうとしてるんだろう」と。

 だからこそ、100Mブレの勝者、リリー・キングの言葉は刺さった。

リオデジャネイロ五輪は8日、競泳4種目の決勝が行われ、女子100メートル平泳ぎでは米国のリリー・キング(Lilly King)が金メダルを獲得した。

 ロシアのユリア・エフィモワ(Yuliya Efimova)が出場した同種目の決勝は、大会に影を落としている同国の国家ぐるみのドーピング問題を象徴するようなレースとなった。

 初出場を果たした五輪の舞台で19歳のキングが、エフィモワは競泳界にふさわしくないと考えていたと明言すると、それに同意した大勢の観客が、決勝のスタート台に上がった24歳の元世界女王に対してブーイングを浴びせた。

www.afpbb.com

 王者だからなにを言っていいわけじゃない。何をやっていいわけでもない。スポーツマンシップという言葉がある。エフィモワが(どんな容疑をかけられていようと)そこにいて、銀メダルという栄光に輝いたなら祝福されて然るべきだ。それは、金メダルを勝ち取ったキングも同様に。だから彼女のやったことは、間違っている、と思う。彼女はきちんと、勝者として彼女を祝福すべきだった。

 でも私も思ってしまったんだよね。

 「もし、エフィモワがいなかったら」って。

 

 そんな「闇」もあったリオデジャネイロ五輪競泳。

 闇もあったし、そして「影」もあった。

 入江の結果はショックだった。本人は賞味期限は過ぎたかもしれないけど、って言ってたけど。あたしはまだまだ諦めきれない。諦められないからつらい。彼に関しては、銅メダルを取るたびに、銀メダルを取るたびに、「すごいけどもうちょっと!」って言い続けていた気がする。もうちょっとで一番上に立てるからと頑なに信じていた感じ。銀も銅もすごいけれど、そこで終わる選手じゃないよね?って。このあいだの世界水泳、メダルを取れずに終わって、「でも、リオで魅せるんでしょ」って、彼に対しては常に強気だった。

 彼だけじゃない。最後まで調子の上がらなかった渡部。彼女はこれでロンドン、リオデジャネイロ、2大会ともに五輪でなにもできなかったことになる。絶対取れるだろうなとある意味楽観していた男子ブレでもメダルはなし。そして、男子メドレーリレーは、いつぶりにメダルを取れなかったんだろう。アンカー山本の涙。

 

 だからといって、栄光がなくなるわけじゃない。

 リオデジャネイロではメダルの数自体は減ったけれど、栄光の数自体は増えた、ような気がする。ブレの渡辺一平が準決勝で見せたORという成績。バタフライに、自由形に、池江璃花子という希望。男女ともに、「男女ともに」決勝に残れた100Mフリー4継。中村の日本新記録。メダル、ではない花たち。あたしがフリー贔屓なだけかもしれないけれど?笑。

 特にフリー4継男子。祈りながら眠った日曜日、朝飛び起きて携帯をチェック、4継が決勝進出ってニュースにあった時のあの、「古賀さんがオリンピックで2回泳げる」っていう幸せを噛み締めた瞬間。うれしかったな。メダルとかじゃないけど、それでも栄光なんだって。淡い光かもしれないけれど、それでも光なんだって。古賀淳也、30歳、はじめてのオリンピック。あたしはすごく楽しみました。幸せより、楽しめた感じ。古賀さんも楽しいって思ってたらいいな。かっこよかったです、アンカー。バックばかり見ていたから、フリーをああいうふうに泳ぐんだねって分かって。すてきだった。

 そして、なによりもメダルという栄光たち。

 ふたつの金メダルは、運良く生中継で見ることが出来ました。取る、取れる、と言われる選手が取ることの難しい金メダル。萩野公介はそれでも勝ち取った。瀬戸大也とのダブル表彰台。ほんとうは1-2で帰ってきてほしかったし、それしか信じてなかったけど、それは東京五輪に取っておこうかな。坂井のメダルは私は予言していましたよ。笑

 200M4継は、銅メダルって職場で聞いて発狂しそうになりました(まじで)。星も、若手の突き上げと女王というプレッシャーの中、よく銅メダルを取ったと思う。そして、金藤さん!世界大会に縁のなかった彼女、ロンドンは出場さえできなかった。渡部、鈴木という若手の突き上げがある中、諦めずに努力してきた先、びっくりしたわ、ダントツで帰ってくるんだもん。笑

 若い代表だったと思う。中学生も高校生もわんさか出場していた。何人もが世界の壁に突き放されただろう、予選落ち、準決勝落ちという結果もあたしはチェックしてきた。それでも諦めないで欲しい。どうか。あなたたちの先輩は、だって、水泳をずっとずっと続けてきた先に、光を手にしているじゃない。

だって、女の子だもん

 桜庭そらのブログなのかこれ、ってタイトルにしてしまった。笑

 

 女の子でよかったな、って思ったことが少ない気がします。人生でそれを思った瞬間って、電車の中の女の子を見てもさほど不審に思われないときと化粧するときくらいだと思う。どちらかというと、男のほうが便利だよなって思うことが多いような。もちろん、男の人も男の人でいろいろあるんでしょうけども。

 の割に、女の子らしいって言われることが好きです。

 その一つが、化粧。化粧は、というかコスメは、毎月雑誌を買って毎日MERYを覗いているくらいには好き。化粧のこと考える時間はほんとうに女子でよかったなあって思える数少ない瞬間。

 どうしてこんなに好きになったんだろうと振り返ると、抑圧されていたからに尽きるかなあと。中学時代、ひどいアトピーで、2週間に1回ペースで皮膚科に行っていたので、これはおとなになっても化粧できないんだろうなって思っていたんです。だから化粧には漠然とした憧れがありました。治療の成果か大学入る頃には落ち着いたので、大学入学と同時に化粧をはじめたんですが、「できないと思っていたことができた!」っていう喜びは結構大きくて、いろいろ調べていたらこんなにどっぷりはまっていたわけです。

 コスメを集めるのって、コレクター要素もある気がします。顔なんてひとつしかないんだから、究極のところアイシャドウもチークもリップも1つあればいい。それでもいろいろ求めてしまうのは、その色に、質感に惹かれてしまうから。手に取りたい、纏ってみたいっていう抗えない誘惑がある。だから趣味の領域だし、自己満足なのは知ってる。女子力をあげたいだとかじゃないのです、あたしの場合は。そういう人もいるんだろうけど、ね。だいたい、このあたしが"女子力"なんてもののために何か努力をしようなんて思うわけがないのだ。ふふ。

 

 平日は会社があるので、目元はブラウングラデーション中心。ただ同じ茶色でも黄色味の強いものと赤味の強いもの、あとグレーがかっている3種類を持ってるので、その日の服装を見て変えてます。チークとリップはほぼ固定だけど、だいすきなものを使っているからテンションが上がる。

 うってかわって週末は、目元にいろんな色を入れてはしゃいでおります。特にサカオタ×コスメ好きだからこそできることがひとつ。

https://www.instagram.com/p/BIPxrJxBp3y/

 これは三ツ沢で横浜FC-北九州観戦したときのメイク道具一覧なんですが。求・写真のセンス……というのは置いといて、分かる人はお分かりでしょうが、チームカラーをばんばん意識して化粧してます。ギラヴァンツ的に、黄色アイシャドウ×赤入りグロス。中央にある、マジョリカマジョルカ・シャドーカスタマイズの黄色なんてそのために買ったようなものだったりするのですが。笑

 写真左のインテグレートのオレンジのアイシャドーパレットは、この夏限定のものだったんですけれども、土日はほぼ確実出てきているというくらいにはお気に入り。黄色を入れない日も、オレンジオンリーで使ってます。

 たのしい!

 欲しいコスメが多すぎて、お金はものすごおく飛んでいきますけど。

 

 なので食費を浮かそうとがんばっている……というのはまた、別のお話で。

ここぞとばかりにアイスランドを自慢します

 歴史を見ました。

 なにがこんなに感動するって、EURO初出場で、この国が人口30万人で、小さい極北の島国で、サッカー人口は3000人ちょっとで、サッカーなんてやれないような気候で、プロリーグも小さい小さい規模で、というかプロなのに兼業してるGKとかいるし、って、こともあるんだけれど。

 それだけじゃなくもっともっと重要なこと。

 あたしがこの春、この地にしっかりと足をつけて、いろんなところを周って、いろいろなことを知って、帰ってきたからなのです。ついでに買ったばかりのXperia Z5を落としてきたし。

 

 3月の卒業旅行にアイスランドに行きました。

 どうしてかって言われたら、あこがれとしか言えないです笑。高校生のころからずっと行きたかった。夢がかなったなんて言ったら大げさかもしれないけれど、でもそれくらいの憧れでした。

 社会人になって慌ただしい日々。しんどいときもあります。でもEURO2016、フランスの地で駆けまわる彼らが立派であればあるほど、あのときのことを鮮やかに思い出す。

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 レイキャビクはほんとうに小さな街でした。人口30万人ちょっとのうちのほとんどがこの首都で暮らしているそう。そしてあたしはこの首都で思いっきり携帯を落としました。立ってるのもつらかった暴風の日。かがんでたら携帯がポケットから落ちるのに全く気づかず。

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 大地の裂け目ギャオ。桜庭はプレートとプレートの間に降り立った!

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 アイスランドには羊がたくさんいます。バスからもたくさん確認できました。肉も羊肉が一番多いみたい。あと馬、牛もいた。

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 アイスランドには基本的に木が生えてません。何があるかというと溶岩の壁。その溶岩に苔が生えてて、レイキャビクからちょっと離れるとこんな景色がずっと続いてます。国道の両端に溶岩と苔。最初はすごい違和感ある。

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 アイスランドの伝統的なスイーツ「スキル」。乳製品です。店によって味がぜんぜん違うんだよなー。

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 アイスランドはオーロラベルトにすっぽり入っている国。だからちょっと田舎の方に行けばオーロラが見える!……天気が良ければ。この国は本当に天候が変わりやすくて、しかも天候が悪い日がほとんど。2日目に見れたこの景色は奇跡に近い。

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 肉眼では白く見えるのだけれど、ベルトが動いているのはよく分かる。ガイドさん曰く雲との区別は「星を透過しているかどうか」そして、星もすごく綺麗なんです。

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 ある晴れた日。こんな快晴なんてほとんどなかった。この日、夜はどんよりした雲におおわれて雨降る寸前だったんですよ!天気予報はその当日の朝のものがギリギリ信用に足りるそうです。どんなんだよ。笑

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 グトルフォス。フォス、がアイスランド語で「滝」。アイスランドいちでっかい滝。でかかった、そして高かった、足元は滑るし目の前は柵なくてロープしかないし死ぬかと思った。そして寒かった。外気温はプラス、でも風とみぞれ混じりの雨がつめたかった。

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 間欠泉です。7分に一回ぐらい、でかい水たまりからお湯がどしゃーっと出てくるとか信じられます?

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 氷の洞窟。このへんに解説が。氷の洞窟はでかいダンプカー乗ってすっごい揺れながら行ったりして、ほんと行くまでが大変だった!時間があれば氷の洞窟のことだけでも記事にしたいくらいの体験でした。あたしが行った時はシーズンギリギリで、あと1日遅かったら入れなかった、って。確かに連日プラスの温度が続いてたし、ものすごい溶けてた。氷の壁から滴が滴り落ちていて、それさえも綺麗でした。

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 横に写ってるのは海です。海と湖の間が丘になってる感じ。いま見ても奇跡みたいな景色だ。

 

 紹介しきれないくらいあるな、これ。

 またいろいろ書くかもしれません。

 今こうやって写真を見返しても楽しかったことしか浮かんでこないのは、やはりこの国が魅力的すぎるからなんだと思います。初日のレイキャビク観光が暴風だったのと、ギャオのときも雨だった。それ以外はだいぶお天気にも恵まれて、オーロラも見えて、氷の洞窟も間に合って。最高の旅でした。

 旅の中でガイドさんが仰ってた言葉。アイスランドで一番人気のスポーツはサッカー。アイスランドは小さい国だから、みんなスポーツは熱狂的に応援する。その中でもサッカーはダントツの人気で、ブラジル行きを決めるクロアチアとのプレーオフは国民みんなが固唾を呑んで見守っていたと。

 そりゃあ初勝利のときにああなるわな!って感じがするし、そんな国がイングランドに勝ってEURO初出場ベスト8なんて、あの国、今どうなってるんだろ。笑

 あの国の厳しさを体感したあたしにとって、ベスト8という結果には驚きしかないです。組織だってるから、イングランドもちょっと情けなかったから、とか関係ない。だってあの国だよ?あんなに風が吹いて、夏も半袖じゃないと厳しくて、明日の天気も分からない国。練習場とか作れるの?というか芝生えるのか?(って感じだったんですけど、どうやら屋内の練習場で賄っているそうです。外じゃほんとに芝が生えないと思う)。これはほんとうに体感しないと分からない、あの厳しさを乗り越えているのが、どれくらいすごいか。

 ああ、うれしい。

 

 日曜日の夜も歴史を見たいな、なんて夢を描きながら週末を心待ちにしています。明日も現実だけれど、こんな幸せに浸れるのならきっとそれは素晴らしいことなんだろうと思うのです。

きみたちを信じない

 今日無意識に言い放たれた言葉で、ああ、これはないな、ってくらっときた。ショックというか傷ついたというか、ほんとくらくら来た感じ。

 あたしは無意識に人を見下す人間になってないかな。無意識に人を傷つける人間になってないだろうか。あたしもたぶん言葉ひとつで誰かを殺したことはあるんだろうなって思う。それはとても怖いこと。だってほんとうに、びっくりするくらい自然に言い放たれた言葉がナイフになるんだよ。しかもそれが、いろんなところを抉ってくる。

 いま一緒にいる人たちのことは嫌いじゃない、そして感謝してる。でも、好きと感謝はちがうんだよね。もっと言うと、好きと信じてると感謝は違う。

 いまあたしの近くにいる人たちは、限りなくあたしの味方でいてくれている。そして、あたしのことを助けてもくれる。必要ならば一緒に動いてくれるし、手を貸してもくれる。彼らはあたしじゃできないことを彼らはいとも簡単にやってのけるし、あたしなんかをいろいろな場所に連れてってくれるのも彼らだ。

 あたしは頭も要領も悪いし身体も弱いし、無理はきくけどそんなに強くもない。いろいろと駄目なところばかりな人間だから、そういう人がいないとやっていけない。独りじゃなんにもできない。それはもうこれだけ生きていたら嫌っていうほどわかっている。

 だから、そういう人たちの存在は本当にありがたい。いつも死ぬほど感謝してるんだよ。

 好き、とははっきりとは言えないけど、嫌いでは絶対にない。普通、よりも多分好き寄り。

 ただ、信用することはない。

 この人たちはたぶん、なにかひとつでも運命が変わっていたらあたしのことなんて簡単に見下せる人たちだって思うから。一つ何かが違えば、きっとあたしのことを簡単に裏切れるんだろうなって、会話の節々で感じる。

 中途半端に仲が良いから、ビジネスライクでの線引も難しい。ただタスクをこなすために必要な人たち、で区切れたらどれだけよかっただろうって思う。そうなるには近くなりすぎた。もうちょっと遠くならないとそういう風に突き放せないのに、彼らはまた今日も明日もきっとあたしに優しくしてくれる。

 「やさしくしないで」なんて傲慢だと思うから絶対に言わないけど。

 「ありがとう、でも」の先に続く言葉は。

×本が読みたい ◯本を手元に置きたい

 今文章を書いたらどこまでも後ろ向きになりそうだから、好きなものの話をしよう。

 あたしが最近後ろ向きになっている理由の一つが、好きなものにめいいっぱい触れられない生活をしているからだと思ってて。

 その一つの要素が読書。

 いろいろありまして、いま、図書館に通えない生活が続いているのです。もともとあたしの読書生活って、図書館で気になった本をまとめてどん!って借りてそれを1冊1冊消化していくっていうスタイルなので、何冊か手元に読むべき本がないとなんだか本に手が伸びないのです。

 いま、手元にあるのはこの本だけ。

幻痛は鏡の中を交錯する希望

幻痛は鏡の中を交錯する希望

 

  お守りのように、長沢樹。安心する。

 すき、というかもうなんか魔法にかかってるよね。「消失グラデーション」以来、「これだ!」みたいな話には出会えていないにもかかわらず新作が出たら飛びつくように買っちゃう。

 本あるじゃん!って思う人もおられると思うのですが。先ほど書いたように、気になる本がいくつか手元にある状態で、「幻痛は鏡の中を交錯する希望」をセレクトしたい!っていう、我侭な理由で手が伸びないのです。疲れてたり、Fate/Grand Orderが楽しすぎたりするってのもあるけど。

 ということでせめて本が手元にある気分にしてみようぜ、てことで、読書メーターにとりあえず読みたい本をどどどんって増やしてみた。

 

シャイロックの子供たち (文春文庫)

シャイロックの子供たち (文春文庫)

 

  Twitterで「池井戸潤読みたいんですけどどれからがいいですか」って言ったらこう言われたのでこれをセレクトしてみた。

 

誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)

誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)

 

  早坂先生のバカミスシリーズには絶対の信頼を置いてます。バカじゃないわけない。

 

サブマリン

サブマリン

 

  最近の伊坂幸太郎は全く追いかけてなかったんだけど陣内シリーズと聞いて。

 

やがて海へと届く

やがて海へと届く

 

  彩瀬まるの新作。彩瀬さんは聖母みたいな話を書く人。震災が絡んでちょっとストーリー展開的には苦手な部分もありそうだけど。

 

  講談社タイガから出た北山猛邦の新作。あらすじ見たけど外れる未来が見えない。

 

  最後はやっぱり長沢樹。しかしこれを読むためには前作を読み直さなければならぬ。ちなみに前作(多重迷宮)は「ミステリじゃねえwwwwww」ってことしか覚えてないです。褒めてます。

 

 まだまだあるけど、とりあえずこんなもの。全部買いたいんだけど場所とお金が許されてない。と、言ってもいくつかは買いそうな気がするけど。とりあえず最後のは買うだろうし。

 最近ネガティブがちな桜庭に誰か恵んでください。

「またね」は許すもの

 振袖を着て、研究室に行ってみんなと久しぶりに会って、卒業式に出て、飲み会して帰ってきて大号泣して落ち着いたのが今です。寂しくなんてちっともないのに泣いている意味が分からなくて、混乱し続ける中でだいじな友人に頼りながらその意味を模索し続けました(ほんとうに持つべきものは友達)(土下座)(ありがとう)。

 意味のない涙は嫌い。そう思うようになったのは、「感情は説明がつくほうが良い」と知人に言われたのがきっかけです。だからたとえ酔っ払っていたとしても、号泣したり死ぬほど辛くなったり、そういうときにはきっかけとか理由とかを無理矢理でも考えるようにしている。「理由がないけど辛い」はあたしの中ではしんどいこと。もちろんそういうこともあるのだろうけど、そういうときも無理矢理でも理由をつけて飲み込むように努めてる。

 

 さあ、この涙はなんだろう。

 いろいろと考えて結局、「寂しいんだな」って思うことにしました。笑

 前のエントリでも書いたんですけど、単純にもう会えないから寂しいとか、そういうことを思うことは少ないです。会えない人は会えないし、逆に会える人は会えると割り切っているから。

 じゃあなんでこんなに泣いたんだろう。しかもみんなの前では普通だったのに家帰った途端に大号泣とかおかしくない?

 落ち着いたいま、いろいろ考えて思うのはこのこと。

 やっぱり最後までこれがネックでした。

 不毛だとは分かっているけれど、「ちゃんとするからお願いだからあたしのことを切捨てないで」「仲間として迎え入れて」って願い続けて行動し続けた日々でした。健全じゃなかったと思う。前のエントリでも言いましたが

あたしの刀とか声優とかコスメとかそういう趣味さえ言えない、サッカー好きだってことも最近言ったくらい、それくらい警戒しないと一緒にいれなかった。この人たちはほんとうにどうしようもないなって思ったことが何度もあったのに、どうしても見捨てることができなかった。それでボロボロになって体調崩したりとかしたんだよ、笑える。

 こんな感じだったから。

 ボスには、「桜庭はどんどん自分を出してくれて、そういう場所であってよかったと思う」という言葉を頂きました。その通りで、だんだん「酒飲み」「方向音痴」から、「なんかよくわからんけどコケる」みたいな間抜けな面とかw、「アニメは割と見る」「Janne da arcが顔に似合わず割と好き」「J1よりJ2が好き」なんて、マニアックな面まで出していけるようになったりwでもやっぱり一番大事なことは出せずにいました。「こいつはやばい」みたいな手のひら返しを身近で見てきたりしたから。

 でもあたしが知るかぎりはみんなはあたしのことをみんなはほんとうにちゃんと受け入れてくれていました。それはもうほんとうに感じていて、すごく幸せだった。もちろん受け入れてくれって頑張ってたからこそ、受け入れてくれたんだなって安心できたのもあるし、それは不毛だったと思うのだけれど。でも、それがたとえ偽りで不毛だったとしても、時期が遅れてるのに誕生日プレゼントを大量に貰って山ができるくらいだったということを思うと、ほんとうにあたしのことを受け入れてくれたんだなってほっとする。

 でももう会うことがなくなって、「みんなと肩を並べられる普通の桜庭そら」を見せられなくなって、そうしたらどうなるの?って考えたら本当にぞっとした。そして、泣ける。

 あたしってみんなの何?

 

 でも、ちょっと考えたらわかるはずなんです。

 たとえ全てをさらけ出せなかったとしてもみんな多少はわかってくれてるって。

 だってどれだけの時間を共有したと思ってるの。共有した時間が少ないボスにさえ「桜庭は変人だった」とか言われるくらいなんだから、毎日顔を合わせてずっと交流してたみんなにわからないはずないよねwそれを加味しても、みんなあたしに向かって楽しかったよって言ってくれた。あたしがいてくれてよかったって言ってくれた。

 お世辞かもしれないけれど、そして「信頼していなかったと思う」って前のエントリでは書いたけど、でもこの台詞だけは信じたい。信じなきゃいけないって思う。みんな、あたしがいたからこそ、楽しかったんだってちょっとは思いたい。

 これはほんとうに本心だから。いくらあたしだって、他の人のありがとうなしにこんなこと言わないよ?そんな安い人間じゃないよ?w

 

 たとえ呑みの席とはいえど、あたしが、「みんながすごく大事だった」って言った時、何人泣いてくれたと思う?「その台詞、俺も言おうと思ってた!」って言ってくれたのは誰?

 ほんとは「また会おう」は100%無理なんかじゃないってわかってるんじゃないの?

 この時間を取り戻すことはできないのは知っているし、そんなこと望んでないけど、彼らとの時間を積み重ねることなんてあたしが思っているより簡単なんじゃないの?

 

 前を向いて、彼らを過去にして、進んだ先で「久しぶり」「懐かしいね」って笑えるような未来を歩いていけたらと思います。